新テスト結果 Moto Boostチャレンジ1日目

 6月17日にMoto Boostチャレンジを始めました。

1分間全力でMoto Boost(廉価版MBB)搭載自転車と未搭載自転車を漕いで乗り比べします。

室内トレーニング用のタックスブシドーから得たデータをPC画面に出し、ペダルセンサーから得たデータをサイクルコンピューター画面から得ます。

17日初日は理想通りの良い結果がでました。ですが、この結果の信ぴょう性は低い可能性が出てきました。


その理由は・・・


①「1分間全力」という条件だけで2台の走行比較を行う場合、その日の体調・気分など未知の要因に左右され2台の差を示す正確な数字を得られない

②ペダルセンサーの情報が、漕いでいない時間も含まれたり含まれなかったりするためサイコンの情報とタックスブシドーの情報の整合性を合わせる必要がある


そこで本日から新たな条件でMBBの性能を証明するMoto Boostチャレンジを10日間行います。(土日除く)

条件:ケイデンス(回転数)60/ギア比38-13T/ 走行時間1分間/勾配2%/MBB搭載自転車と未搭載自転車の走行比較/インターバル5分

6月19日テスト風景

このような条件で行う理由ですが、人が被験者となる場合ケイデンス(回転数)・速度・入力・出力の中で一番ケイデンスを一定にしやすくMBB車と未搭載車のケイデンスがほぼ同じであれば速度もほぼ同じとなります。両者とも同じ回転をしているのに両者の間で入力・出力に違いがあればMBB由来の違いということになります。

ちなみにメトロノームのテンポに合わせてケイデンスを一定にしています。ギア比については、MBBは推奨ギア比が多数ありその一つとなります。


MBB タックスブシドーデータ

MBB ペダルセンサーデータ


未搭載 タックスブシドーデータ

未搭載 ペダルセンサーデータ


上写真は、MBB搭載車・未搭載車を漕いだ時のタックスブシドーのデータとペダルセンサーから得られたデータです。自転車用解析ソフトを用いた漕いでいない時間を除いたデータです。


MBBと従来ギアの比較データ
(グレーの部分は企業秘密)


1日目の結果は、MBBと従来ギアは同じ回転数なのにMBBの方が小さな力で出力が上がるという結果になりました。


人力での実験は、個体差や感情など測定できない要素の影響により必ずしも正確な結果を得られません。

なので、無人のトルク試験検査機でも測定しています。これはモーターでペダルを回しギアの純粋な性能を調べる機械ですが、機械で調べるので個体差や体調などの影響を受けません。


この試験機での結果です。


同じ入力・ケイデンスなのにMBBの出力が上がっています

人で試験を行うよりも決定的な結果が得られます。


明日も同様の条件で行います



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